BMWの安全機能「衝突回避・被害軽減ブレーキ」について調べてみた

BMWの安全機能「衝突回避・被害軽減ブレーキ」について調べてみた

こんばんは!
evening_skyです。

今日はBMWの安全性能・装備について考えてみます。

My420iグランクーペには「前車接近警告機能」「衝突回避・被害軽減ブレーキ」「レーン・ディパーチャー・ウォーニングが標準機能として装備されています。
最近のBMW新型車には大体ついてる感じですね。

それぞれの機能は
「前車接近警告機能」: カメラとミリ波レーダー・センサーの併用により、衝突の危険性が高まった際にドライバーに警告を発する。常に前方をモニターしており、先行車に接近すると、まず予備警告として、メーター・パネルおよびBMWヘッドアップ・ディスプレイの警告灯で注意を喚起します。
IMG_3995

「衝突回避・被害軽減ブレーキ」: 急速に接近した場合は緊急警告が作動し、警告音を発して、衝突を避けるように強く促すとともに、システムが予めブレーキ圧を高め、ドライバーのブレーキ操作時に瞬時に最大の制動力を発揮できるよう備えます。
ステアリングやブレーキの操作など、ドライバーによる事故回避行動がないまま、衝突が不可避と判断された場合、システムが自動的にブレーキをかけて先行車との衝突回避・被害軽減を図ります。この衝突回避・被害軽減ブレーキは、歩行者に対しても作動します。

「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」
: カメラにより前方の監視を行い60km/h以上での走行時に、車線からクルマが逸脱しそうになると、ステアリング・ホイールを振動させてドライバーに注意を促します。

障害物の検知センサーはBMWの場合は単眼カメラとミリ波レーダーを採用しています。
カメラはAutolive社(画像認識SoCはMobieleye社製)でここについてます。
IMG_4232

ミリ波はContinental製でナンバープレートの下についています。
IMG_4350
となっています。

※前車接近警告および衝突回避・被害軽減ブレーキは5-210km/h、歩行者検知機能は10-60km/h、レーン・ディパーチャー・ウォーニングは60km/h以上での走行時に作動します。

「前車接近警告機能」はiDriveで早めに設定してありますが、別車線からの急な割り込み時にメーターパネルで警告されたことが1度あります。

今のところ「衝突回避・被害軽減ブレーキ」のお世話になったことはないですが、この機能についてブレーキってどんな感じで聞くのかいざというときのために調べてみました。

さすがになかなか動画はなくEuro NCAPのAEBテストの動画だけ見つけることができました。
EURO NCAPとはヨーロッパ新車アセスメントプログラム)はヨーロッパで実施されている自動車安全テストで「ユーロエヌキャップ」と読みます。
アメリカで実施されているNCAPのヨーロッパ版ですね。
日本でもJNCAPという自動車アセスメント(Japan New Car Assessment Program:JNCAP)が独立行政法人自動車事故対策機構により、実車衝突試験に基づく車種別衝突安全性評価が行われるようになってきています。

またAEBテストとは衝突被害軽減ブレーキのテストで、2014年から自動緊急ブレーキをEURO NCAP評価項目に追加しています。
そして2016年からは歩行者に対するAEBを追加を予定しています。

AEBのテスト内容は以下となっています。

AEB City は交差点やロータリーなど低速時での追突事故 (全衝突事故の約26%) を防ぐシステム。
Euro NCAPが例示する典型的なシステムでは、時速20kmまでの走行時に、フロントガラス上部に設置したレーザーレーダーにより車両前方 6-8m をモニターし、障害物を検知するとブレーキをプレチャージし、ドライバーが対応しないと自動ブレーキをかける。

AEB Interurban は、高速道路など高速時での追突事故を防ぐシステム。
典型的なシステムでは、時速50-80kmの走行時に、長距離レーダーが車両前方200mをモニターし、衝突の危険があると判断した場合は、警報を発してドライバーに警告する。
ドライバーが対応しないと、2回目の警報を発し(軽いブレーキやシートベルトの引き締めなど)、ブレーキをプレチャージする。
それでもドライバーが対応しないと、自動ブレーキをかける。

2016年に歩行者に対するAEBを追加
AEB Pedestrian は歩行者や自転車など路上の弱者を検知するシステム。
典型的なシステムはカメラとレーダーを組み合わせ、前方の障害物が歩行者かどうかを認識し、衝突の危険性を判断する。
衝突の危険がある場合は自動的にフルブレーキをかけ、同時に警報を発する。新開発のシステムには、赤外線を使用し、暗い場所でも作動するものもある。

2014年から、欧州の安全性能評価基準であるユーロNCAPで最高ランクの5つ星を取得するためには、AEBの搭載が必須となっています。

BMWは基本ユーロNCAPで最高ランクの5つ星を取得しております^^
BMWのドライバー及び乗客を守る安全性には何よりも力を入れていると感じていますし、衝突安全試験の結果にも現れていますね。
主な欧州車のNCAPの数値を掲載しておきます。

BMW X1
全体的に高得点です♪さすが最新型ですかね^^
BMW X1 AEB

BMW2シリーズアクティブツアラー
もちろん5つ星です。歩行者保護の数値が少し低いのが気になるくらいですね。
BMW 2 Series Active Tourer 2014

BMW3シリーズ
2012年なのでAEBテストは含まれていませんが高得点ですね!
BMW 3 Series 2012 safety rating results

メルセデス・ベンツCクラス
バランスよく高得点ですね
Mercedes Benz C-Class 2014

ボルボXC90
セーフティアシスト100%ってすごいですね!
Volvo XC90

スバルアウトバック
スバル車の安全性能は欧州でも認められています^^
Subaru Outback 2014 safety rating results

さて、話は戻りますが、いくつかの車種のAEBテストの動画がEuroNCAPより公開されています。

・Euro NCAP AEB Test of BMW 2 Series Active Tourer 2014

・EuroNCAP AEB test スバル・アウトバック 2014

・EuroNCAP AEB test メルセデス・ベンツ E-Class

・EuroNCAP AEB test ボルボ・V40

これらを見るとスバルのアイサイトの衝突回避ブレーキの優秀さが目立ちますね^^
スバルやりますね~

BMW(BMW以外もそうですが)の衝突回避・被害軽減ブレーキはあくまで衝突を軽減するもので自動ブレーキでないと認識しておく必要があるかと思います。

みなさんは「前車接近警告機能」「衝突回避・被害軽減ブレーキ」が作動したり、ヒヤリとして助けられたことってありますか?

衝突回避・被害軽減ブレーキはもしもの時に多少は被害を軽減してくれますが、あくまで運転しているのは自分ということを意識して安全運転に心がけたいですね^^

それでは、また!

IMG_4349



studie

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 6 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. By おたけんこ

    あの黒い箱はミリ波レーダーの装置なんですね。
    ちなみにわが320iのMTにはあの黒い箱がありません。
    「前車接近警告機能」「衝突回避・被害軽減ブレーキ」「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」は
    もちろん標準装備なのですが、
    MTに装備されていないのが
    ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)の
    ストップ&ゴー機能ですね。
    黒い箱はなくても
    上の3つは機能していますね。

    実は、「衝突回避・被害軽減ブレーキ」は作動したことがあります。
    巡航速度で走行中に急に前車と車間が詰まってしまったときに、
    ガガガッガって感じでブレーキがかかります。
    MTなので反射的にクラッチを切ってブレーキを踏んだので
    停止するところまで機能するかは試せなかったです。

    • By evening_sky

      おたけんこさんコメントありがとうございます(⌒▽⌒)
      黒い箱なしですべて効いてるんですね!
      MTには違う場所にレーダーあるのか気になりますね^^;
      それかあの箱はACC用とか?
      謎が深まりましたw
      さてブレーキ介入の情報ありがとうございます!
      私もいざというときにビックリしないように心の準備ができました(^_^)
      またよろしくお願いします〜(⌒▽⌒)

  2. By 桃太郎

    最近1年点検のお知らせがきました。 早めに予約しようとは思っています。
    さて余計な事ですが、ちなみこの1年で感じたACC/アクティブクルーズ(多分このシステムだと思います)の感想です。  渋滞時によく使っていて、イライラ感もかなり軽減できるのですが、時たま渋滞時に前々車は停止し、前車と我車はノロノロ運転中突然前車が右折した時等に、前方に多少の車間距離が空(3本間隔の設定なのに)いたと思った瞬間、自動的に車が急加速、前車に追突しそうになり一瞬ドキリとした経験があります。 あの加速感は異常な感じと恐怖感を感じる加速でした。  メーカーも注意喚起と対応策を少し考えてほしいと思います。  利用する人は渋滞時走行の状況によると思いますが注意が必要であると思います。

    • By evening_sky

      桃太郎さんこんばんは!
      1年点検ですか^^代車楽しみですね♪
      確かに私もドキリとしたことあります。。。
      基本的に急発進しないように街中ではEcoProモードでACCを利用しています^^
      まあそれでも多少はヒヤッとすることありますが^^;
      基本高速で使う用途なのでメーカーもあまり気にしていないのかもしれないです。。。
      その点スバルのアイサイトは優秀ですね~
      赤信号でも止まりますし安心して街中走れます^^;
      まあ日本の道路事情を考慮しているスバルとの違いでしょうかね^^;
      またよろしくお願いします!

  3. By 匿名

    こんにちは。
    次期、我が家の車は輸入車も考えようかと徘徊していましたら、こちらにたどり着きました。

    320dを中心に物色していましたが、やはりBMWは(現行はマシかもですが)AEB性能が残念なんですね…
    JNCAPで公表されている動画も、こちらで観ることができるeuroncapの動画もBMWだけはぶつかりまくってる印象。

    まだ現役世代ですが、若いとは言えない年になってきて、AEBが不安なのは困るので、これでBMWも候補から外れました。
    ありがとうございました。

    • By evening_sky

      こんにちは!
      コメントありがとうございます
      安全装備は日々進化しているので現行だとかなり良くなってる印象がありますが不安があると心配ですよね。。
      安全機能についてはまだメルセデスやボルボの方が一日の長があるかなとおもいます。
      将来的にまたBMWもおかんがえになってもらえると嬉しいです。
      コメント頂きありがとうございました!

お気軽にコメントください^^

*

FACEBOOKでコメントする^^