【後編:M135i高速試乗編】BMW新型1シリーズ(F40)「118i M Sport」「M135i xDrive」をBMW Tokyo Bayで比較試乗してきました^^

【後編:M135i高速試乗編】BMW新型1シリーズ(F40)「118i M Sport」「M135i xDrive」をBMW Tokyo Bayで比較試乗してきました^^

こんにちは!
evening_skyです。

前回のBMW新型1シリーズF40「118i Msport」の試乗レポートに続いて、

BMW新型1シリーズ(F40)「118i M Sport」「M135i xDrive」をBMW Tokyo Bayで比較試乗してきました^^【前編:118i試乗編】

今回はフラッグシップモデルのM Performance「M135i xDrive」の試乗記です。

同じガソリンエンジンですが、
車両本体価格で
3気筒の118i Mスポーツが413万円
4気筒のM135i xDriveが630万円

と200万円以上の価格差があります。

ただメカニズムや装備の違いも大きく、

・BMW M135i xDrive専用のエアロデザイン
・xDrive
・8速スポーツAT(7速DCT:118i)
・Mスポーツブレーキ
・パドルシフト
・ランバーサポート付きシート
・M リヤ・スポイラー
・クルーズ・コントロール(ブレーキ機能付)
・デュアル・エキゾースト・テールパイプ(セリウム・グレー仕上げ)
・助手席もメモリー機能付き電動フロント・シート

・コンフォート・パッケージ 17万円
(オートマチック・テールゲート・オペレーション(オープン/クローズ)、ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)
・iDriveナビゲーション・パッケージ
 25万円

が標準となっており、

ざっくり単純にエンジンだけだと100万ぐらいの違いですかね。

ということで価格に見合う違いを感じられるかを試乗で確認してみました。

試乗車のスペックです。

BMW M135i xDrive
■全長×全幅×全高=4355×1800×1465mm
■ホイールベース=2670mm
■トレッド=前1565、後1560mm
■車両重量=1525kg
■乗車定員=5名
■エンジン種類=直4DOHC16V+ターボ
■内径×行径=94.6×82.0mm
■総排気量=1998cc
■圧縮比=9.5
■最高出力=306ps(225kW)/5000-6250rpm
■最大トルク=450Nm(45.9kg-m)/1750-4500rpm
■燃料タンク容量=50L(プレミアム)
■トランスミッショッン形式=8速AT
■サスペンション形式=前ストラット/コイル、後マルチリンク/コイル
■ブレーキ=前Vディスク、後ディスク
■タイヤサイズ(F:R)=225/40R18:225/40R18

試乗コースは「高速試乗」です


首都高速を台場ICからレインボーブリッジを渡り、箱崎を経由して有明ICへと至るルートになります。

M135iを試すのにふさわしい試乗コースですね♪
高速域での走行安定性や力強い加速、俊敏なハンドリングを試すことができました。

高速を走ってみての印象ですが、118iとM135iを乗り比べるとパワートレインの違いはやはり大きいですね。

コーナーでの安定度、直進安定性、ハンドリング、アクセルワークに対するリニアな加速など「楽しい!」の一言に尽きます。

M135iの最高出力306ps、最大トルク450Nmのスペックは伊達ではなく、直列4気筒2Lターボエンジンがとてもよくできており、エンジンの吹け上がりや、パワフルさなど1シリーズのボディサイズとあいまって、人馬一体感がかなりあり運転していて非常に楽しいです。

8速スポーツATの出来もやはり秀逸で変速や加速感が非常にスムーズですね。
DCTのダイレクト感もよいですが、個人的にはやはり8速スポーツATの熟成度に惹かれます。

118iのFF同様、M135i xDriveも基本はFFベースの4WDですが、xDriveの4輪駆動の制御でうまく駆動力配分が行われている印象ですね。
走行シチュエーションによって前後のトルク配分は50:50まで変化させくれているので他社の4wdより4駆感がなく自然な感じがします。
FRのそれとはコーナリングなどで違いはありますが、違和感を感じるほどではなくハンドリングもクイックなのでイメージ通り走れる印象が強いです。

新型1シリーズに初搭載された「ARB(タイヤスリップ・コントロール・システム)」も良い仕事をしている感じですね。

ARBはエンジンコントロールユニットで直接スリップ状況を感知し、通常のシステムの約3倍の速さで信号を伝達することを可能としているそうです。
この機能で前輪駆動の特性であるアンダーステアを大幅に抑制し、FFでもBMWの「駆けぬける歓び」を実現しているとのことで、FFのネガをシステムで補っている感じですね。

新型1シリーズのボディの良さ、剛性感とM135iのエンジンやトランスミッションののマッチングもとてもよく直進安定性や操舵性優れている感じでMパフォーマンスモデルに相応しい仕上がりになってる印象があります。

試乗車で一点だけ注意事項がありこのM135iの試乗車については風切り音がするのでその点だけご留意くださいとのことでした。
確かに注意して聞くと118iでは聞こえなかった異音が。高速である一定の速度域からヒューという風切り音が聞こえましたね。
これは気になるかも。。まあこの個体だけだと思うのでBMW M135i xDrive専用のデザイン構造の問題ではないと思うので実際に購入される方は大丈夫かと思いますが^^;

今回118iに乗ってから、M135iに乗りましたが、これが逆だったら118iのパワー不足を感じたかもしれないですね。

118iでも3気筒ターボエンジンの美味しいところを存分に生かして日常域でストレスを感じづらい良い仕上がりになっていてこれで十分ではって思いましたが、
このM135iに乗ってしまうとちょっとかすんでしまうのが正直なところです。
この価格差なりの違いは感じられるかなというのが試乗してみた印象です。

118iに関してパドルシフトなどがオプションでも用意されていないが残念ですね。
この118iの回して楽しいエンジンをパドルシフトで操ったら非常に楽しいのになあと思いました。

とはいってもやはり価格差は大きいので118dや120dの日本導入も早めに検討して欲しいですね。

今回BMW新型1シリーズF40型の118iとM135iの2台を試乗させてもらいましたが、当初心配していたFF化されて他の同セグメントのライバル車との大きな訴求ポイントがなくなって大丈夫かなと心配していましたが私が試乗した限りではFFになった1シリーズでも十分に駆け抜ける歓びは感じられる仕上がりになっているなという印象ですね。

後部座席など快適性やインテリアなどの質感もアップして今後ディーゼルモデルの拡充などを行えばメルセデスAクラスやVWゴルフ、アウディA3などとも十分に戦えるのではないかと思います。

それでは、また!

BMW新型1シリーズ(F40)「118i M Sport」「M135i xDrive」をBMW Tokyo Bayで比較試乗してきました^^【前編:118i試乗編】

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studie

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
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  1. By fantasticlight

    こんにちは。いつも楽しく拝読しています。

    1シリーズは,写真で見ると分かりませんが,実車を見たらインパネ部分の素材がもろにプラスチッキーなんですよね。

    Aクラスは合皮かもしれませんが,ダッシュボードに本物のステッチが入っていますし,アウディはA1でも内装の質感は高いですよね。

    1シリーズにももう少し頑張って欲しいですね!

    • By evening_sky

      fantasticlightさんへ
      コメントありがとうございます~!
      なるほど。プラスチッキーだとちょっと興ざめしますね^^;
      昔のBMWと比べるとましになってきましたが、メルセデスやアウディの内装は流石って思いますよね^^
      内装では負けますが走りはなかなかいい感じでした♪
      またよろしくお願いします!

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